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VOL.最終回 アメリカ横断記ROUTE66 「GET YOUR KICKS」
グランドキャニオンの眩い朝の陽光を浴び、

再びROUTE66に戻るべくキングマンの街へと急いだ。

ここに途中サンタフェ鉄道と車道がよりそうよに走る一直線の道路がある。

この道でちょうど車を走らせてるとき、グッドタイミングで横に列車がやってき、そして前方ではハーレーでタンデムをしている老夫婦がいる。

こんな荒野の中の果てしない道を列車とハーレーと走るだなんて、まるでロードムービーど真中のようなシチュエーションである。

しかも乗っている我が車のカーステレオからはまるで狙っているかのようにベンEキングの「スタンドバイミー」が流れてきた。

あまりにもハマりにハマりすぎている光景に笑いが止まらない。


キングマンの街は第二次世界大戦中、空軍の基地があり街中もまだそのころの面影を残している。

ここはカリフォルニアとの間に広がるモハーベ砂漠を横断するための最後の食料調達やガソリンを給油するポイントでもある。

砂漠手前のブラックマウンテンという険しい山道を越え、いよいよ砂漠の中へと突入していった。

道以外の場所では本当にひたすら砂と険しい岩山だらけで、ボクにとっては非現実的すぎてまるで月面のような世界でもある。

途中小さなガソリンスタンドが砂漠のド真中にあったが、1ガロン$2.99(2001年3月時点)と腹の立つ値段で(しょうがないんだけど)出しているをみて素で引いた。

そしていよいよこの砂漠を越えるとカリフォルニアへと入るのだ。

ちょうど砂漠をぬけると少し標高が高い場所にあるため、そこからロサンゼルスカウンティを一望できるのだがスモッグでかなりかすんでおり

ロサンゼルスが大都市なんだなとなんとなく改めて認識した。

パサディナを抜け一路ロスのダウンタウンへと向かった。

ここにリトル東京といわれる日本人街があり、その南側にはスラムがあった。

車を駐車場に止め少々アブナイがこの近辺を歩いてみることにした。

さっそく目に飛び込んできたのは公衆電話の受話器を上げたり下げたり、その受話器のカールコードを体に巻きつけたりと、

完全にドラッグのやり過ぎでブッ飛んでいる輩がおり、

上空にはバホバホとLAPD(ロサンゼルス市警)のヘリが旋回ではなくホバーリングしている状態で辺りを監視している。

そして路上には不法滞在の外国人やホームレスがたむろしており、まさにこのエリアだけがぜんぜん違う空気をかもしだしていた。

いままで通ってきた道の住民とは明らかに違う、しかしこのような現状がアメリカ社会の一部としてあることも、ボクは知っておかなければいけないとも思った。

ダウンタウンを後にし、ゴール地点サンタモニカを目指す。

日差しはやや曇り、さんさんと輝くよい天気ではなかったが、いよいよゴールするのだと思ってもあまり実感がわかなかった。

サンタモニカBVDとオーシャンAVEがぶつかるT地路、ここがゴールの場所だった。

しかし、この場所は交通量が多いためすぐに曲がらなければいけなく、旅の終わりに浸っていることなどぜんぜんできない。


カーブを曲がりきり、道の脇に車を止め、ゆっくりとサンタモニカビーチへと下りてゆく。

砂浜に足を取られながらも波打ち際まで歩いてみた。

ここはもう太平洋、その遥か向こうは日本だ。

なんだかあっという間の旅ではあったが、事故ひとつもなく2448マイルを最後まで完走することができた。

最後にものすごい感動が待ってるのではないかと期待を膨らませていたが、それはあまりにも想像を膨らませすぎたボクの勝手な解釈にすぎなかった。

近くの石段に腰をかけゆっくりと肩の力を抜くと、むしょうにチーズバーガーが食べたくなった。

その行動にボクの胃袋はもう完全にアメリカかぶれになっているんだと最後に実感したビーチでの昼下がりであった。




※最後まで読んでくれた貴方様へ


最後までこの糞なんちゃって紀行文方語彙不足旅日記を読んでくれたみなさまどうもありがとうございました。

そしてコメントをくれたのにひとつも返せなかったみなさまごめんちゃい。

あくまでも読み物としての形式をとらせていただいたので、一応コメントは控えさせていただきました。

最後の方はかなり巻きになってしまいましたけどね。

さて今度の13日からはアジアサーキット(もちろん独り旅)がスタートします。

とりあえず次の更新は現地からになるので、そこに回線がある限りブログをアップしていこうと思いますのでお楽しみを…。

それではみなさん、またこのWEB2.0驚異のバーチャルな世界で再びお会いしましょう!それまではさらばじゃ〜。
| ROUTE66 | 17:07 | comments(3) | - |
VOL.13 アメリカ横断記ROUTE66 「GET YOUR KICKS」
ピーチスプリングスの街はアメリカンインディアンの居住地区になっていてここをROUTE66は滑り込むように通っている。

16世紀のはじめにスペイン人がこの街にやって来たときにはすでにグランドキャニオンの渓谷や洞窟への道が彼ら地元の部族たちによってつくられていた。

この地域一帯はグランドキャニオンの入り口にもなっていて伝統的なファラパイ族の誕生の地でもあるという。

このあたりになるとサンフランシスコ山脈が近くにあるためか、乾いた大地のあちこちにポツポツと緑が生い茂っている。

ここらでいったんフラッグスタッフまでひきかえしROUTE66の道を外れ、今回の旅の目的地のひとつでもあるグランンドキャニオンにいってみようと思った。

まずROTE66からUS180号線に切り替えしばらく行くと、ポツポツとあった緑は深い森林へと姿を変えてゆく、なんとものどかな道のりで太陽の光が林と林の間から所狭しと差していてとても清々しい気持ちにもなる。

ボクは窓を開け肺にたっぷりとその新鮮な空気を吸い込んだ。

鳥のさえずりがかすかに聞こえ、近くの木陰からバンビの一匹でもでてきたらどうかと思うぐらいなんともピースな雰囲気だ。

US180号線は途中US64号線に吸収され、ここからグランドキャニオンの入り口まで2時間ほどだ。

ここでビックリしたのが、入り口付近での一般車両の大渋滞。

いままでなんにもなかったド田舎の道がここにきて人!人!人!こんな僻地になんでこんなにも人々がいるのかってぐらいいる。

まぁそれは翌々考えると世界規模の大観光地なのだからしょうがないのだが、でもあまりにもいすぎなのである。

パーク内(グランドキャニオンは国立公園)のホテルはどこも予約で満席らしく、泊まりたいのならフラッグスタッフまで戻るしかないのである。


そんな事でいちいち戻ってまたこの場所に戻ってくるという糞面倒くさい事をボクはやりたくないし、この場所での朝日と夕陽を是非拝みたかったのでそんなことやってるヒマはないと思った。

入園料を払い早々と車を駐車するとキャニオントレイルに一歩足を踏み入れてみた。


……。


圧巻だった。


逆になんだこれ?


これは完全に含み笑いをするしかない状況。


見に行ったこともある人も多いと思うが、自然が作り出すあの造形美は並外れたモノではない。

人間の生まれる遥か古の昔よりここに君臨し続けるシャーマンはただただそこに漂わせてる空気だけでも桁外れである。

ましてやこんなボクの足らない語彙では表現しきれないほどだし、腹が立ってブッ壊してぇぐらいだ。

感動のあまりに思わずゲロが二発でそうになったボクは、夕陽に適しているポイントと呼ばれるホピポイントへと足を運ばせた。

すでにそこには、いまかいまかと日が沈むのを待っている多国籍軍観光客様たちが静か〜にその場で群がっている。

みなその瞬間をとらえようとシャッターチャンスを狙っている。

そんなボクも金髪のネエちゃんの後ろからちゃっかり狙っている。

そしてその時はやってきた。

太陽が地平線にその雄姿を沈めはじめた。

カシャカシャというシャッター音と渓谷に流れる静かな風だけが音をたてていた。

グランドキャニオンに薄暗い影とオレンジ色の光が辺りを包み込む。

……息をのむ。

最後に一直線の光を残し完全に太陽は姿を消した。

拍手が沸いた。

その場を包み込んだ神秘的な状況にみな感動したのだろう。

それを見届けるとボクは一旦車に戻り、朝日を拝むべく早々と眠りについた。




がっ!!



ここは乾ききった乾燥地帯。昼間の気温と夜の気温の落差があまりにも激しすぎるのだ。

気温はガク〜ンといっきに下降し、思わずしまっておいたトランクからジャケットとマフラーをとりだした。

みなホテルで夕食を済まし温かくして今夜は眠るであろう夜に、ボクは独り真っ暗な駐車場で朝まで奥歯をガタガタと音をたてながら震えたのであった。

| ROUTE66 | 20:19 | comments(0) | - |
VOL.12 アメリカ横断記ROUTE66 「GET YOUR KICKS」
テキサスといえばTボーンステーキといいたいところだが、その日は距離を稼ぐためにガンガン突き進んだのだがニューメキシコ州に入ってしまっていることにはしばらく気が付かなかった。

しまったTボーンステーキを喰い忘れてしまった。

なんてことだ!Tボーンステーキを喰わないでテキサスを去ってしまうとは、香川県に来たのに讃岐うどんを一杯喰わずして街を去ってしまうのと一緒だ!

ボクはテキサス産の豊満なカウガールから亀甲縛りで吊るされたあげく、これから調理するであろうその引っぺがしたばかりの牛革でペチコンッ!ペチコンッ!と仕打ちをくらってもしょうがないのである。

あ〜ぁと落胆はしてみたものの過ぎ去ったものはしょうがない、ニューメキシコ州でテキサスからやってきTボーンステーキを喰うしかないな。

ニューメキシコに入ると、かなり乾いた大地になりごつごつとした岩肌が目立ってきた。

日差しも再び強くなりこれまで通ってきた州とはあきらかに環境が変化してきたことがわかる。

運転中はサングラスをしていないとマジでつらいっ…てか事故りそうでアブない。

喉の渇きも早くなりこまめにトランクに入れてあるスポーツドリンクの補給をした。


ギャラップという街に昼過ぎについた。

フォォォォォ〜というサンタフェ鉄道の汽笛が街の隅々までその高い音色響き渡らせている。

どうやらこの鉄道はあらゆる地形と荒野を越えフェニックスやロサンゼルスまで走っているようだ。

通りを歩く人にはちらほらと先住民のアメリカンインディアン.ナバホ族の人達などをみかける。(もちろん普通の格好をしているのよ)

薄茶色の独特の顔立ちでいて眉などは太く髪の色も鈍く輝く黒色だ。

この街は炭鉱やインディアンジュエリーが盛んな所でターコイズなんかの蒼く光沢のある石たちがちらほらと店のガラスのショーケースに飾ってある。

ちょいと中を覗いてみた。店内は薄暗くとても埃っぽかった。電気は何年も変えてないであろう電球が黄色く変色しており、板張りの地面がミシミシと老朽感をさらにだしている。

中にいたのは中年の割腹のいいオバチャン達二人組、昔はハンサムであっただろうループタイをした初老の白髪のオヤジ店員だ。

オヤジはボクにレジの脇にあったガラスケースの右端から小さなターコイズのペンダントを取り出すと口元をゆっくりと開きニヤリと話しかけてきた。

「ほれ?よく見てくれ。どうだいこの輝き、君のその今着てるとシャツと似合うと思わないか?」

…わりぃがオヤジてんで思わねぇ。

オヤジはそんな心の中が読めたのか、今度はおまえさんの女に一つどうだと進めてくる。

「ノーセンキューノーセンキュー」

手を外側に振り、オヤジの近くからボクは離れようとした。

オヤジはループタイに埋め込まれている黒色の石をこちら側にキラリと光らせ、なんだコイツという嫌ゃ〜な顔をひとつするとオバチャン達の方へといった。


しばらくギャラップの街を散策し、サンタフェ鉄道が見える原っぱで貨物をたくさん連ねた列車くんたちをボーッと体育座りで眺めていた。

切れ長の薄い雲と鉄道の音だけが風に乗って耳元に届くといういい時間だと思った。

そのまままったりとした時間をすごし、この日はエルランチョホテルという西部劇の俳優達がその昔たくさん泊まったというモーテルに宿泊した。

料金は35$、フロアは昔の西部の雰囲気をたっぷりと残し、宿泊する各部屋にはこの部屋にあの名優達が泊まったんだぜ〜とホテル側はいいたいのかわからんが、

それぞれに俳優の名前のついた部屋になっていた。いやぁ〜と手伸びをするとボクはバフッとそのままベットに寝転んだ。

やっぱりベットって最高だなぁ〜。

真新しいベットシーツってのはいいもんだと、毎日キレイなシーツで寝れることに旅の感動を覚えたモーテルの夜だった。
| ROUTE66 | 17:25 | comments(0) | - |
VOL.11 アメリカ横断記ROUTE66 「GET YOUR KICKS」
オクラホマシティは温暖な気候だ。

朝日に照らされた暖かい空気がゆるりと体を包み込む。

昨晩から隣に泊まってるのはどうやら中学生ぐらいの団体のようで、3.4人ぐらいのいかにもやんちゃな男の子達がホテルの部屋のベランダから地上に向けて唾を吐き散らしている。

マナーの悪さに保護者の土手っ腹をいっぱつ蹴ってやろうと思ったが、そういえば中学時代にまったく同じことをしている輩が学校にはいたことをとフッ思い出した。

先生に注意されるまでひたすら校舎の三階から一点めがけて唾をボトボトと落とすやつ。

ボクはこういう奴を見るとアホと思うより、思考がその行動を脳内で2回転半して面白い奴だと答えを出す傾向がある。

それはアホな奴を見ると、スタートを切ったボクのそいつに対する行動の考え方がすべてのハードルを通り越し、川を渡り、その向こう岸でそいつを双眼鏡で覗いているような状態。
だからどうしても口元がニヤリとなってしまう。

まぁでもそれはその時の状況によって変わってきてしまうのだけれども、でもだいたいこんな考え方をしていることが多い。……そんなオレがアホか?


ガソリンがあまり入っていなかったためスタンドにより、給油がてらオクラホマのはずれのクリントンにあるROUTE66ミュージアムの場所を、

頭にバンダナを巻き二の腕は丸太のように太くハリウッド映画に出てくるようなハーレーダビッドソンに跨ったバイカーのオヤジに場所を尋ねたのだが、どうやらなんちゃって英語がまったく通じていない。

オヤジはボクの給油が終わるのを見ると胸ポケットから出したサングラスを徐にかけ右腕を大きく広げオレについて来いとバイクにエンジンをかけながらジェスチャーをした。

うわぁ〜すげぇ!ハリウッド映画にでてくるようなバイカーじゃねぇかよ。

オヤジのあまりのかっこよさに惚れ惚れしながらも、先導するバイクの尻に子鴨のように我が車はひっついた。

右に左にバイクを転がしオクラホマシティの街をどんどん外れて行く、途中薄暗い光のない場所も通ったがそこにいた黒人さん達には目もくれず郊外に出ると
オヤジはあとこの道をまっすぐだとバイクを走らせながら前方でに指をさしている。

ボクも窓から腕を出しわかったと指を一本たて合図をすると、今度はオヤジは親指だけを大きくかざしグッドラック!の合図。


やべぇ心を奪われるわオレ。

そんな事を思っている間もなくオヤジはそのままブロロロロッと車体を右に倒し右折していくと一瞬で姿を消し走りさっていった。


ROUTE66ミュージアムには夕刻に着いた。

このミュージアムはROUTE66総事務局長ジャックカットバーズの未亡人のグラディスが1995年にオープンさせた博物館だ。

閉館が17時だったけどオーナーに頼み込みなんとかぎりぎり館内を見せてもらうことができた。

館内には人と馬を使って道なき道を突き進んだ西部開拓時代の写真、レトロなクラシックカーやROUTE66のサイン、当時使っていた器具、モノクロフィルムの映像なども残っており、
ROUTE66がどういう経緯でできたのかをゆっくりと館内で歴史を振り返ることができる。

オーナーも気さくな女性で日本人のボクがROUTE66の歴史を知っていることをすごくよろこんでくれていた。

そして忘れてはならないのはこのオクラホマという土地は1930年代後半にとてつもない砂嵐に襲われ、住民達は小さなトラックに必要なものだけをを一切合財乗せ遥か向こうのカリフォルニアを新天地として目指し、ROUTE66を通ったという苦い歴史もあるところだ。

この砂嵐と西部へと進路を見出したオクラホマのことについては作家スタインベックの「怒りの葡萄」でも読むことができる。


充分に堪能してミュージアムをでると風が強く吹き荒れていた。

おいおい博物館をいま見終わっただけに砂嵐だけはよしてくれよと思い、車に乗り込み次なるテキサスにむけ車を走らせた。



翌日テキサスはアマリロに到着するとかなり冷え込んだ。

おれのイメージしていた南部の荒くれた感じも季節が季節なだけにしょうがないかとも思ったが、今朝早く道案内で聞き込んだジイさんはかなり荒々しいざっくりとした英語をしゃべっていたことを思い出した。

ジイさんは英語をあまり理解できないボクにイライラしたのか最後はかなりキレ気味で教えてくれていたことが印象的だった。オレもこのジイさんに逆ギレしそうになったが…。


アマリロといえばヘリウムガスの産地でもある。

ここアマリロでなにやらブッ飛んだスポットがあることをボクは知っていた。

ヘリウムガスの産出で富を築いた地元の大富豪がアートファームというアーテイストにお金を支援し10台ものキャデラックを横一列に並べ、地面にまるまるブッ刺したオブジェを作ってしまったのだ。

なんとも奇抜な発想だがこの場所に行くことをボクはすごく楽しみにしていた。

やはりみな目的は一緒らしく他にも観光客が見にやってきており、聞けばドイツ人やらオーストラリア人やら世界各国からやってきていて、なかにはボクのようにカリフォルニアを目指している中年夫婦もいた。

なぜかわからないが意気投合した観光客御一行様はこのキャデラックランチの脇でそれぞれ自分の国のお菓子を交換しはじめた。

あいにく自分は日本のお菓子を持っていなかったためにはぶられるハメになり(マジかよ)不貞腐れ、この場所から細々と退散したのであった。
| ROUTE66 | 14:11 | comments(0) | - |
VOL.10 アメリカ横断記ROUTE66 「GET YOUR KICKS」
警官が走り去った前方にしばらくして車をゆっくりと走らせた。

目に飛び込んでくる脇に見えるレストランなども明かりが消えていて、

いまいる時間がずいぶん遅いことを感じさせる。

すると右前方のレストランの影からもう仕分けなさそうにモーテルの看板の文字が見える。

                 
                

<vacancy>



おい空いてるよ。

しかもよ〜く見ると19.5$と書いてあり、かなりの安値にビックリ。

すぐにそのモーテルの駐車場に車を入れ、フロントに交渉しにいった。

ここのモーテルの建物はL字型の構造になっていてフロントはちょうど

その先っちょの部分にある。

すでに22時近くを回っていたけど、あいにくフロントには明かりがつ
いていたので安心した。

フロントのドアを開けると、そこには50代のメキシコ系のメガネをかけたおばちゃんがテレビをぼんやりと眺めていた。

「あの〜スンマセン。今夜一部屋空いてますか?」

ボクがアジア系でこんな田舎の街では珍しかったのか、すげぇ怪しい目でギロッとボクを見つめ返した。

「一泊19.5」

メヒコおばちゃんは107とプレートに書いてある鍵をボクに渡すと「はいココ!サイン!」と強い口調でゲストブックにサインを書かされた。

ツンケンツンケンした態度とりやがって、まったく感じの悪ぃババアだなぁ。

まぁとりあえず今夜の寝床は見つかったんだ、極度の疲れからか空腹はどこかへいってしまい早いとこシャワーでも浴びて寝よう。

フロントを出て107号室の部屋の前まで歩くと貰ったカギでドアを開け、まずボクはアメリカのモーテルの部屋の広さにビビッた。

安いからそれなりの部屋しかないのかと思ったら、ちゃんとベッドカバーは真新しくパリパリでビシッと端っこまで張り巡らされている。

そのうえベッドがキングサイズなのである。

部屋の隅には小さいながら、ちやぁんとテレビもあるし申し分ないと思った。

一端まず車に戻りトランクを開けるとその部屋にバックパックを投げ入れ、ソッコーでシャワーを浴びにバスルームへと入った。

デビッドの家ではシャワーを浴びなかったので久しぶりのシャワータイムという至福の瞬間に思わず全身の力が緩む。

しばらくそんな時間を楽しんでシャワー室から出ると、明日に向け地図を広げてルートチェックをテレビを見ながらフンフンと…。

テレビは音楽番組をやってたんだがPVの垂れ流し、売女みてぇな女がビーチではしゃいでる姿を映すばかりで思わずイラッとしたのですぐにテレビを見るのをやめた。

やっぱり旅は早起きに限る。

ある程度のルートチエックが済むと時計のタイマーを6時半にセットしボクはすぐに眠りこけた。


翌朝、ベッドの身体の上に掛けてあったシーツが下におっこちていて寒くて目が覚めると、時計の針は7時をとうに回っている。

寝坊かよ。

あわててすぐに準備をしフロントに鍵を返しにいく。

昨晩は暗くて気付かなかったが隣にハンバーガショップがある事を発見、まともな飯にありついてなかったので、いくらハンバーガショップといえどもテンションが上がり、そこで朝食を済ませた。

昨日車を走らせてて思ったんだが、どうも長距離長時間車の中でずっと運転していると尻が痛くてしょうがない、このままでは尻に激痛を起こしてしまうのも時間の問題である。

そこで座布団のようなものが欲しくなってくる。

それと西に向かって車を走らせているために夕刻どきなると西日がこれまたハンパない、なのでサングラスも必需品であった。

近所にスーパーがないのかとグルグルとスプリングフィールドの街中を探し回った。

15分ぐらい探しただろうか、一軒のスーパーを発見。そこで座布団、サングラス、あと安売りしてたのでスポーツドリンクを1ダース買い込むととりあえずカンザス州を目指した。

空は快晴でどこまで空を眺めても雲ひとつない、日本の空では見なかった深い青い色をしている。

その深い青色をじっと眺めているとこの地球の外の宇宙を感じる。

宇宙といっても宇宙にいったことがないのでなんとも言えないが、しかしあの深い青色を見ているとズブズブと吸い込まれそうだ。

なんだか心地よい感覚に身体が襲われてくる、なんだかやさしい気持ちにもなれる。

何故なんだろう?このやわらかい感覚、これが地球が出している波動のようなものなのかと神秘に酔いしれてみたりもする。

空という場所は不思議な力を持っているものだ。

しかしカーステレオはまったりしたスローテンポな曲から一変、今度はAC/DCの曲がギャンギャン流れ出し「そんないつまでもやさしいい気持ちにひたっている暇なんかねぇんだよ!走れ!」

とアンガスヤングにボクは煽られるように立てノリガンガン車を走らせるようになった。

そのとき隣でボクの車をゆっくりと追い越してゆく四駆の中には、同じくサングラスをかけたご婦人がボクの車内での立てノリガンガンのはしゃぎっぷりを見て前歯を出して陰気臭そうにニヤついいた。

いやいやいやいいやむしろボクもあなたもこんな乾いた大地をひた走っているのだからオールオッケーだろっ!みろよこの空!このでっかい道路!そしてあんたと俺!とその御婦人に挑発的な視線で返してやった。

カンザス州のroute66mapを見ればわかるが、端っこにほんとに申し訳なさそうにroute66はこの州では通っているためカンザスに入ったかと思うとあれ?あれ?といつのまにか通過している…本当にいつのまにかだ。

しかしカンザスのroute66はちゃんとわかりやく道路標識の66サインもけっこう目立つ。

はい、あなたが通っている道はちゃぁ〜んとroute66ですよと要所要所で教えてもらっている感じなのでと〜っても走りやすい親切な道。

この州では大切に保存されているのだ。

走っている民家の間を流れる空気はゆるりとしていて蝶が花畑の中を飛び交う様子が愛らしかった。


カンザス州の端で、再びスーパーに立ち寄った。

少しでもお金を浮かせようと5個パックで売っていたインスタント麺と携帯用ガスコンロを購入し、レジに向かうとレジ係のおばちゃんの左胸にはなにやらピンバッジがついている。

隣のレジ係りのおばちゃんもピンバッジをつけている、そしてその隣も…。

最初はこのスーパーのオリジナルロゴのバッジなのかと思ったが、店内に入るときに見あげたその看板のマークとはどうやら違う。

よくよく見てみるとなんと星条旗のピンバッジだ。

おそらく9.11からまだ半年しかたってない今、追悼の意味や愛国心、アメリカ人としてのプライド、それらの思いがこのピンバッジにあるとボクは推測した。

これからオクラホマシティに向かうと言うとレジのおばちゃんは
「オクラホマもカリフォルニアもそうだがシティの奴等はとにかくクレイジーな奴等が多いから気をつけろ」という。

心配をしてくれることはありがたいのだが、田舎の人間と都会の人間とを区別していることになんとなく違和感をもった。

スーパーを出て駐車場に止めてあるボクの車まで戻る途中にあった車たちは気付けばどれもガラス窓に星条旗のステッカーを貼っている車が多かった。

| ROUTE66 | 09:06 | comments(0) | - |
VOL.09 アメリカ横断記ROUTE66 「GET YOUR KICKS」
ミズーリ州のROUTE66はインターテートと仲良く寄り添って平行に走っている。

着かず離れずまるで愛しあってる恋人のように、はたまた仲の良い友達のように同じ方向に向かって一緒に道路が伸びている。

シカゴからセントルイスまでは南下するように走ってきたが、ここから先はひたすら西に向かうのである。

インターステートは東西と南北でハイウェイナンバーがわかれていて、東西は偶数ナンバー、南北は奇数ナンバーになっている。

なので遥かサンタモニカの海岸までは、途中でどんなに道に迷っても一端ハイウェイまで出てハイウェイナンバーを見れば一目瞭然、
自分がどの方角に向かって、車を走らせているのかがわかるのだ。

そしてここからはインターステート44号線と平行して西へと向かう。

パシフィック、セントクレアと町を過ぎスタントンの町に入ると大きなド派手でポップな「メラミックキャバーン洞窟」と書いてある看板に遭遇。

すげぇ、こんなん小さな町に洞窟なんてあんのか?いや小さな町だからこそ洞窟があるんだろうと変に納得したボクはその洞窟がなんだか気になったために、その看板が指してある方向に向かって川沿いに車を走らせた。

川沿いをゆったり走っていると今日は天気がよいためか、ポカポカした陽気でなんだか日本の春を思い出した。

もう三月だしもうすぐ日本にも春がやってきて、井の頭公園なんかにはパーッと桜が咲き乱れ、女の子達はスプリングコートに身を纏い、
駅前なんかは新入生のコンパ帰りかなんかでごった返し、酒を呑んでは、ワッキャッキャとはしゃぎ回りそしてワッキャキャと言っては転んで怪我でもして素に戻ってはぶっはっはっ〜とバカ笑い。

ひょんなコト考えながら、「ふんふん」と鼻歌も交えながら走っていると、やがて大きな真っ暗な穴が見え、メラミックキャバーン洞窟に到着したのだった。

ここの洞窟は昔、西部劇などで有名なジェシージェームスが隠れていた場所として知られており、他にはドラマ「名犬ラッシー」の撮影も行われたことがあるみたいだ。

中はすんごくひんやりしていてサブイ。

鍾乳洞なんて小学校の時、我が仮面家族といった山口県にある秋吉台以来でこんな海外に来てまで見るなんて思ってもいなく、しかし立派な鍾乳石をいくつも見ることができすこ〜しだけカンドーした。

鍾乳石ってなんだか見た目、つるりんと光っていてヌメヌメしてる感があるけど触ってみると意外とヌメヌメしてないんだよね〜。

そこがいい。オレみたいでいい。いや違うな、どっちかっていうとオレはヌメヌメした人間か…。



ミズーリ州のROUTE66はイリノイ州とは違い、起伏の多い場所だ。

坂道を上がったと思うとすぐにぐんと降下する、そしてまた坂道を上り、再び降下、まるでジエットコースターに乗ってるかのような感覚でアップダウンを繰り返すのにお子様なボクちゃんは、車内一人でテンションが上がりチャイルドプレイのチャッキーのような奇声を張りあげた。

キューバ、セントジェームスと街をすり抜ける、デビルズエルボーと言われる事故多発地域の急カーブをハンドルを切って曲がっていくと
次はウエィンズビルが見えてくる、足先もしばしダルダルになってきてアクセルを絶妙な感覚で踏んでいるのにも疲れてきている。

セントルイスを出てずいぶん経ち今回はだいぶ距離を稼いで走りに走った。

陽はだいぶ傾いてきやがったけども、しかしボクはその次の街スプリングフィールドまでいこうと思ったのが……テンテン…テン…これが馬鹿であった。

そうかなり道に迷ったのである、まずROUTE66の看板が途中いつのまにか見当たらなくなっていた。

しかしボーッと車を走らせたがためにいつのまにか舗装されていないジャリ道に入っちゃったり、さらにいけいけドンドンで行っているといつのまにか民家の敷地内に入っていて民家の窓からぬぅ〜とオバチャンが顔を陸亀の様に前に出し

「変なアジア人の子が家にやってきちゃったワ」と不思議な顔で見つめられたり、対向車からきたフォードのトラックに乗ったハゲ散らかしたオヤジには「アンチャンこの先は行き止まりだぜぇ〜」と言われ時間と共に辺りは真っ暗闇へと変貌していった。

ろくに昼飯も食わずセントルイスを出たのは13時、そしてふと時計を見るとぬぉぉぉっ21時11分!

早いとこスプリングィールドに行かなければ、しかしここはかなり田舎らしくマジで外灯もほとんどない、一旦車を停車、車内灯をつけ地図をはらりと広げルートチェックをすると、なんとかずいぶんと近くまできていることがわかって一安心。

再び車を転がし、しばらくすると前からユラユラと集合した街の光が見えるではないか!

この日最後の力を振り絞りアクセルをベッタリと踏み込み、車はウォンウォンと弱い犬の様に鳴り、スピードを上げに上げた。

街の中心部の交差点までは遠く街が見え初めて10分とかからなかった。

「モーテル、モーテル、モーテル」
とりあえずボクは右に左にとまるで獲物を追いかける舌を出したインパラのように今夜の寝床を探し回った。

交差点に差し掛かると信号はまるで来るタイミングを見計らったかのように赤へと移り変わり、信号が再び青に変わるまでの間、一瞬ハンドルにもたれかかるかのように頭を前に垂らした。

と、そのとき、すぐに眠気が頭の奥から襲い掛かってくるのをとっさに感じたボクはこれはヤバイと判断し、眠気を吹き飛ばすかのようにカッと目を見開いた。


             


<パッ>




信号が青に変わった。

思わず右にウインカーを出しハンドルを切ろうとした時、意識がまだ朦朧としていた自分にすぐに気付いたが遅かった。


「ぶおぉぉぉぉっ」

ギュルギュルギュルギュル!!ガコッ!

曲がるときに歩道の縁石に前タイヤが乗り上げてしまったのだ!

アブね〜アブね〜もうちょいで事故るとこだった。幸いにも歩行者などいなかったために助かったようなものだ。

と、安心するのも束の間今度は後ろからサイレンが鳴り響いてやってきたのはなんと覆面パトカー。

おいおいネズミ捕りじゃねぇんだからさぁ〜。…ったく。

縁石から車体を下ろし車を端に寄せると、警官がボクの車に歩み寄るのをまった。

ギラギラと車内のバックミラーにボクはものすごい光を感じた。

目が開けられないっていうか、眩しくてダルい。

それはすぐに彼らが使って照らしているのはかなり強い電球を使ったマグライトだとわかった。

両手を挙げて凶器を持ってないことアピールした。

<コンコンコン>
二人の白人の警官に同時に助手席の窓をノックされたので、ゆっくりと窓を開けるとボクをライトで照らしながらこういった。
「おい免許書をだせ」

ジーンズの左ポケットの中に国際免許書があったのでとりあえずそれを取るためにポケットに手を突っ込んでいいかと警官にアピ−ルした。

だってそんな事で拳銃をポケットから出すんだとだと思われて撃たれたくないからねぇ、一応念には念を押しとかんと…な。

彼らは縦に二回頷いたんで国際免許書をポケットから取り出した。




「日本人か?」



「ええぇ」


「こんなとこで何をしている?」



「まぁ…モーテルを探してまして…」




「★#$¶ゝ》Θ」




「いや、あんま英語わかんないんです…よ…ねボク」




「〇+Б∽〆鵞 萌ё#゛ΛΗ萌萌ΦΣ!!」




「いや……スンマセン…あの〜ホントわかんな…」




「あぁ?英語しゃべれねぇのにアメリカなんかくんじゃぁねぇよ!!GET OUTッ!!!」





この警官キレやがった。

そう言うと彼らはボクにメンチ切って自分達のパトカーに乗り込むとザーッと前えと走り去った。

はぁ〜やれやれ。
| ROUTE66 | 13:30 | comments(0) | - |
VOL.08 アメリカ横断記ROUTE66 「GET YOUR KICKS」
外の雨は止み、曇り空から薄っすらと遠慮がちに太陽が顔覗かせ、光が部屋の中に射し込んだ。

どうやら脅えながらも疲れからかそのまま眠ってしまっていたようだ。

しかし体調は昨夜とあまり変わらず、頭は重く体は寒く腹痛まで重なって最悪な状態になっていた。

ゆっくりと起き上がりトイレに駆け込むと、ユルユルになった大腸から出すものをすべてだした。

床に放り投げられたままのバックパックのジッパーを開き、日本から持ってきた風邪薬を取り出すとキッチンの水道の蛇口に口を近ずけて薬と一緒に飲み干した。

「大丈夫かい?」

デビッドは寝袋の中から半開きの目でボクを心配そうに見つめていた。

「寒いし、ダルイ、サイテーだよ。」

自分の事で精一杯になっていて、ナーバスになっている事を隠しきれなかった。

「今日もこのまま家で休んでいたほうがいい、今は無理に行かないほうがいいよ…。」

そう言ってくれたデビッドの声にボクは感謝したいとこだが、返答もせず頭を縦に一回頷いただけでまたベッドに潜りこんだ。



夕方、デビッドは突然バイトに行ってくると言って、何か欲しいものがあれば帰りに買ってきてあげるよと言ってくれた。

「なんでもいいから日本食のなにかが欲しい…」

困らせてしまった。日本食と言ってもデビッドは何を買ってきていいのか理解できない。

しばらく考えたあと、バイトから帰ってきたらスーパーに一緒に買いだしに行こうと言ってくれ、ナイロン製のアウタージャケットを着ると部屋から出て行った。

ボクはパスポートに写っている自分の写真を見ながらボーッと考え込んだ。

本当にこのまま日本に帰っていいのだろうか?



半分も進んでいないこの距離で……



「セントルイスってトコで銃声を聞いたんだよ!マジだよ!マジ!それ聞いてねぇ〜やっぱぁアメリカはイカレていると思ったわ。

うん思った思った。いやぁ〜サイテーだったね、二度といくもんかあんな国!やっぱ命は大事だからねぇ、ニホンが一番安全だわ ははっはっ」

こんなことを日本に帰って知人や友人、家族に喋ってることを想像した。

腹が立った、馬鹿げていると思った。自分の小ささに恥を感じている自分がまたそこにいた。  



      
 情けねぇ




考えてみれば今まで何一つ達成させた事がなかった。

高校時代も教室の外を見てはボーッとして最後の6時間目の授業が終わるのを待った。

そして何をするわけでもなくソッコーで家に帰ってはギターに明け暮れ、後は女の子のことしか考えていなかった。

これではいつもと変わらない。島国から遥か海の向こうの大陸まで何をしに、オレは何を感じにきたのか?




何言ってんだオレ………


行ってやるよ、必ず行ってやる サンタモニカの海岸をこの目で見てやる でっけぇ太平洋を自分の足で確認してやる 横断してみせる、必ず成功させてやる

初めて自分で自分を奮い立たせた。

パスポートをしまい、地図を取り出すと次なる町へのルートチェックをはじめた。

いつの間にか体が楽になっていることに気付き、よっしゃぁ〜薬が効いたんだなと思った。

夜22時過ぎごろ玄関のドアが開くとデビッドは部屋に帰ってきた。

起き上がっているボクを見るとどうやら安心したらしく、ニッコリと笑って

「腹へっただろ、いこうぜスーパーに」と言って着替えると一緒に外へ出た。

そこのスーパーはけっこう日本食がそろっていた。

「まぁこういう時はうどんだな」

体に優しいものを選ぼうと思い、インスタントうどんを片手にあとは日本から持ってきたレンジでチンしてオッケーなご飯がバックパックに入ってることを思い出した。

デビッドはさっきバイト先で飯をすませたから大丈夫だといい、ペットボトルに入った炭酸ジュースだけを買い会計を済ませた。

部屋に戻るとすでに23時、あと一時間で終わるこの日を前にボクはその日初の飯にありついた。

あまりに腹が減っていたものだからものの3分ぐらいでそれら二品をソッコーで完食した。

その後二人でテレビや音楽などを聴いているとすぐに時計の針は午前を回り、明日に備えるためにボクは寝ようとするとデビッドが

「明日は午前中は時間がある、まぁ午後は大学があるんだけども、よかったら朝にさぁゲートウェイアーチを見に行かないかい?」

実はそこには行こうとすでに明日のプランにチェックを入れていた。

デビッドもそれなら話が早いと言わんばかりに「んじゃぁ明日な!」と言って寝袋に潜っていった。



翌朝、身支度をし、忘れ物がないか部屋の中を確認し、デビッドの部屋を二人で出た。

階段を下り自分の車に近ずくと何やらフロントガラスのワイパーに紙が挟まっている

<駐車禁止区域につき 罰金75$>

fuck    マジかよ。

やっぱり駄目だったか…。そりゃそうだこんなアパートの前に2日も置いたらそうなるわな。

デビッドはその紙を拾い上げると「ホテルで一泊したと思えばいい」と言ってケロッと笑顔。

「………」

ムカついて、ねりちゃぎの一発でもブチかましてやろうと思ったが二泊も泊めてもらってるし笑うしかなかった。



今日になりようやくセントルイスの空にも青空が戻ってきた。

まずはその駐禁の罰金を払わなければいけないので、その紙の裏に書いてある住所のところに車で向かった。

そこはなんだか市役所のような警察署のような場所で中に入るとオフィスのようになっていた。

そのオフィスのようなところは真ん中にアクリル製の仕切り板のようなモノがあり、こっち側と向こう側は小さく空いた穴から手だけしか入らないようになっている。


その仕切り板の向こう側にいる、眼鏡をかけ真っ白いワイシャツを着たロマンスグレーのおっさんにその紙を渡すと

「75$」

と一言だけいい、そのロマンスグレーのおっさんに紙幣をポケットから取り出し手渡した。

その場所からゲートウェイアーチまでは思ったより近かった、すぐにあの高さ192メートルもある馬鹿でかいアーチが姿を現した。

1965年に建設されたゲートウェイアーチはアメリカで一番でかい人工記念碑である。

素材はなんとステンレスでできていて一番頂上の場所が展望室になっている。備え付けてあるエレベーターで上る事もできるのだ。

午後に向かってジリジリと上がってゆく太陽に照らされるとアーチは眩いばかりの光を反射しボクは目が当てられなくなった。

「このアーチよりはるか向こうには西部が広がっている」

デビッドは西の方角をさしながらこれから先は徐々に乾いた大地が広がってくることを教えてくれた。

ボクはしばらくいろんな方角からこのステンレスの特大アーチを眺めた後、その真下で座り込み、まったりとした温かい太陽の光を全身の皮膚で感じようとした。



「そろそろいかなきゃなオレ」

座り込んでいるボクにデビッドはそう言ってきた。

もうすでに時計は13時を回ろうとしている。

「そうか、じゃぁ大学まで送るよ。」

デビッドを再び助手席に乗せると大学まで車を走らせた。

「ぜったいにロサンゼルスについたらまた連絡をくれ。」

彼は運転しているボクにそういうと自分の家の電話番号を書いた小さなメモ用紙をボクのポケットに忍ばせた。

これで最後なんだなぁ〜そう思ってくるとなんだか寂しくなってきやがった。

<出会いがあり別れがありそしてまた人間は新しい出会いがある>そんな黄匂い言葉たちを脳内に張り巡らせてると思わず吹き出しそうになった。

しばらくし最後のゆるいカーブを曲がると大学の前にすぐに着いた。

「安全運転で行けよ、最後まで走破してこいよな」

僕らはガッチリと固い握手を交わした。

デビッドは車を降り2・3回手を振るとゆっくりと構内へと消えていった。

独りになり、車の中が自分だけだ思うと車内はすごく広い感じがした。

気合を入れ直し、イグニッションをグッと力強く回すと車は唸りだし、西に向かってタイヤは転がり始めた。
| ROUTE66 | 09:48 | comments(0) | - |
VOL.07 アメリカ横断記ROUTE66 「GET YOUR KICKS」
タイヤが雨水を撥ねながら左右に立ち並ぶ夜のセントルイスの街を通り過ぎてく。

信号待ちをくらって止まっていると、一件のガラス張りのバーが見えた。

看板の赤いネオン管の電気がジリジリと雨にあたり漏電している。

中にはベースボールキャップを被った50手前ほどのおっさん達がビール瓶をそれぞれ持ち、赤ら顔ででっけぇ声で喋っている。

「セントルイスはバドワイザーだ」

「んあ?」

「セントルイスにはバドワイザーの本社があるんだよ。ほら。」

そう言うとデビッドはおっさん達のビール瓶を指差した。

なんだか遠めでよく見えないが、確かにあの白と赤を基調とした色合いが薄っすら見えた。

そういえばこの店の看板の端っこにもバドのラベルのマークが入っているのに後で気付いた。

通りの灯りはだんだんと暗くなり、まだスタンドが開いていたので最後にガソリンの給油だけしていこうと思った。

アメリカのガソスタは基本的にセルフサービスになっていて、自分が給油しているポンプが置かれている場所には番号が記されている。

それを最後店員にポンプを使った場所の番号を告げると、「何ガロンだから、いくらだ」と教えてくれる。

グリップを握って給油をしていると、背後から真っ黒い四駆が物凄い音でスタンドに入ってきた。

その車の後部からは低音のウーファーがドス!ドドドス!ドス!と籠もって響き渡り、中でかけられているCDからはギャングスタラップの声が車外に弾き出されている。

「でたでたでたでたよ〜、こういう奴。きたよ〜B−BOYきたよ〜。」

ポンプのグリップを押したり離したりしながらボクは独り日本語で呟いた。

その四駆の中からはやーはーりーお決まりのダボッとした服装であの水泳帽みたいなのを被った黒人あんちゃんが出てきたのであった。

このスタンド自体そんなに照明も明るくなく、隣接する建物や近辺に漂ってる空気もひんやりと冷たい。

とりあえずなるべく早いトコ給油してこの物騒なスタンドから出ようと思い急いでいると助手席のデビッドが言った。

「そんなに急がなくても俺んちその車道の向かいっ側だからさ」

「はい?」

「いや、だからそこだよ。」



「………。   まーーじーーでーーっ!!!!」




ブリッジ状に思わず踏ん反り返った。そしたらさっきの四駆のあんちゃんが目の前に見えた。

おいおいおいココ治安大丈夫なのかよ〜、ボクは心配になったがとりあえずもう夜は遅い。

「先にオレ、歩いて向こう側に渡って待ってるよ」

「えっ?車どこ止めたらいいの?」

「アパートの前にでも止めるといいよ。」

「それじゃ駐禁とられっだろ!」

「ノープロブレム、たぶん大丈夫だ。」

「おい!おい!まっ…タブンってなんだよ…」

そう言うとデビッドはすでに車道の中央線をこえ左右確認をしながら向こう側にたどり着こうとしていた。

早々と支払いを済ませエンジンをかけると、四駆のあんちゃんの熱〜い視線を見ようともせず向かい側に車を移動させた。

アパートの入り口でデビッドは立っていて一緒にアパートの狭い階段を一段ずつ登り始めた。

階段を一歩また一歩と上る足にボクは極度の疲労を感じていた。

体が重い…。どうしたのか背中にも悪寒が走りだした。

デビッドがドアに鍵を挿すと、ゆっくりと扉が開き部屋に入ることができた。

部屋は9畳ほどのワンル−ム。すぐに独り暮らしの男の部屋特有の匂いが鼻をついた。

ボクは先ほどトランクから出した自分のバックパックを冷たい床にドッシリと置くと、そのままその場にへたれこんだ。

「なんだ、どうしたんだい?」

デビッドは上着を脱ぐとタバコに火を点けながらボクの顔を見た。

「なんだか調子が悪い…背筋が寒いんだ…」

とりあえず温かいシャワーを浴びてこいとバスルームを案内されたが、ボクはそれを丁寧に断った。

「ベッドは二つもないから君はボクのベッドで寝るといい。」

デビッドは部屋の隅にあった寝袋を取り出し、それを指差すとオレはこれで寝るから大丈夫だといってボクにベッドで寝ることを進めてくれた。

その後、デビッドはテレビを一人で見ているようだったが、ボクはベッドに体を沈め、シ−ツにくるまるようにして寒さに耐え、目を瞑るとそのまま意識が遠退いていくのがわかった。




ズドォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!





突拍子もない物凄い轟音がアパートの裏手からし、ビックリしてボクは目をカッと見開いた。

時計を見るとまだ3時35分、外は街灯だけでそこだけがぼんやりと光を地面に照らしている。

辞典などでギッチギチに詰まったでっかい本棚が二重に連なりぶっ倒れるような音だ。

と同時に外で黒人と思われる喋り方で何やら騒いでる声が二言三言聞こえた。

マジでやべぇ…。

小便がでそうになった。

デビッドは「んんん」と言っただけで点けっぱなしのテレビの横で寝返りをうっていた。

それは今まで聞いたことはないが、あきらかに銃声の音だと確信した。しかもライフルのような太い銃だ。

ボクは不安な気持ちを胸いっぱいに膨らませながらシーツを握りしめガタガタと震えた。

セントルイスは最悪だ。

頭の中がこう決め込んだ。

これから先ボクはロサンゼルスまで果たして辿り着けるのか?

セントルイスを出たとしても途中でまたこんな事になって、今度は建物の中に入ってきて撃ち殺されるんじゃないのか?

妄想だけが独り歩きし、恐怖心で自分が見えなくなってきていた。




帰ろう…。



日本に帰ろう…。
| ROUTE66 | 04:14 | comments(0) | - |
VOL.06 アメリカ横断記ROUTE66 「GET YOUR KICKS」
デビッドの運転でしばらく進んでいると、郊外になってきたことを意味するかのようにトウモロコシ畑が続くようになってきた。
しかしこの畑どんだけ広いのか、いけどもいけどもトウモロコシ畑である。
一人の土地ではなくお隣さんの土地ももちろん連続して続いているんだろうけど、東京ドームがいくつも入るくらいの凄く広大な土地だ。いったいトンガリコーンがいくつ作れるんだろうか?
そこに大きなドリルの様な歯がいくつもついた、緑色で大きなトラクターがこの広大なトウモロコシ畑を収穫している畑に遭遇した。
このトラクターに乗っている人の様子を遠目に独りニヤリと笑いながら見ているおっさんがいた。
気になったボクは軽く車を脇に止め、おっさんに挨拶代わりに話をしてみた。
このおっさん、テンガロンハットにデニム地のオーバーオール、手には土で汚れたのであろう黒茶に染まった軍手を嵌めていて、
胸元のポケットからはシワクチャになったマールボロのソフトケースが見え隠れしている。
まさに足元から頭までもがこれでもか!と言わんばかりのアメリカンカントリーおっさんなのである。
ボクらが近ずくとそのカントリーおっさんはいきなりく大口を開けこう言ってきた。
「俺らぁ昨日あいつと一緒にその先にある酒場でね、ビールとウイスキーをひっかけてたんだけど、酒を呑むまえに今日のモロコシの刈入をお互い呑み合いをして酒で潰れた方がやるって決めたんだ。
そしたらあの野郎8杯目のウイスキーでボクサーがカウンターくらったかのようにヨロヨロしてきてなぁ、9杯目に入った途端そのままリングサイドにブッ潰れやがってね〜。グァハハハハッ。」
上機嫌なおっさんを横目に緑色のトラクターは折り返し地点のカーブをうまく曲がれないのか、バックと前進を繰り返していた。
カントリーおっさんはコーンの他に豆も栽培していて、その多くは海外に輸出され、日本にも運ばれているらしい。
しかし今年は降水量が少なかったためにどうやら不作らしく、あと2・3日で収穫が終わるからその後は都市部へ出稼ぎにいくかもしれないと少々弱々しい口調で言った。
ボクがROUTE66を使ってロスまで行く話をするとカントリーおっさんは口を頬まであげてうんうんと頷いて喜んでくれ、わしもここに住んで40年だと言って昔この道が繁栄していたときの事を話してくれた。
カントリーおっさんとの立ち話もそこそこ、一歩二歩と車に戻ろうとした ボクらの背後から「ぼぉ!」と言う熊のような野太い声と同時、缶コーヒーを一本こちらに投げてきた。
「よい旅をなっ!」
そう言うとおっさんはトラクターの方へと歩いていった。
エンジンをかけ再びトウモロコシ畑の中を走るかのようにROUTE66を突き進む、ブルーミントンの町を過ぎマクリーンに入ると大きな駐車場のトラックステーションが見えてくる。
赤、黒、黄、白、何台ものどでかいコンボイがゴロゴロと列を並べ、まるでヤンキーの溜まり場の様に幾台も止まっている。
そう、ここはDIXIE TRUKERS HOME。
トラック野郎達のオアシスとしてこの辺りでトラックを転がしている運送業のオッサン達が、わざわざインターステートを降りてやってくるROUTE66最大のトラックピットである。
この店は1928年設立で家庭的な料理を出すレストランとして繁栄し、昔は週末ともなると店内はお客さんで溢れかえっていたらしい。
それにトラック野郎達だけでなくこの近隣に住んでいる地元住民たちもこの店を愛し、みなここの味をもとめてやってくるようだ。
ボクとデビットはこの店に入り、一番奥の四人掛けの席に座ると、ゆっくりとした歩調でやってきた年期の入ったオネエちゃんにパイとハムステーキを二つずつ注文した。
お互い少し疲れていたのかウエイトレスが持ってきた水の入ったコップにサッと手を伸ばすとグビグビと一気に飲みほした。
セントルイスまであと何マイルあるのかを疲れた足元を右手で触りながらデビッドに確認していると、料理が運ばれてきた。
パイとハムステーキを四角いテーブルの上に置かれると僕等は会話を止め、ナイフとフォークを持つと、しばらく獲物にありついていないハイエナの様にガッツイタ。
お互いにナイフとフォ−クの音だけがカチャカチャと時間とともに過ぎ、食べ終わるころボクはフッとなにげに窓ガラスの外に視線をおくると、もうすでに陽は傾きうっすらと暗くなってきている。
「セントルイスに急ごう」
デビッドのひと声にボクは頷くと、店の入り口にいたさっきのウエイトレスににっこりと挨拶し早々と店を出ては再び車にキーを差し込んだ。
次なる町は第16代アメリカ合衆国大統領エイブラハム リンカーンが第二の故郷として25年間親しんだスプリングフィールド。
リンカーンはケンタッキー州で貧農な家庭に生まれ育ち、独学で弁護士になるための勉強をし25年間このスプリングフィールドに住んでいたようだ。
けっこうひっそりとした町並みで、この故郷というべき親しんだ土地からリンカーンは合衆国大統領への道に突き進んだ。
曇った空は一向に晴れず僕らの走らせる車の脇の車道では4.5人の小学校低学年ほどの子供たちが水鉄砲をお互いにかけあいながらキャッキャッと遊んでいた。
まだまだそれほど気温が高くない3月だというのに子供たちは全身ビチャビチャになりながらも追い掛け回してる姿を見るとなんだか嬉しくなってきた。
「ぶひゃひゃっ。お〜い寒くねぇの?風邪ひくぞ〜コラぁ〜」
愛嬌をこめて外にいる子供たちにデビツトは車内からメッセージを送った。
町を抜けるとROUTE66はインターステートと平行して走りだし、外はいつのまにか暗くなってきて外の明かりも民家にポツポツとついている程度だ。
ここでROUTE66はインターステートに吸収され、夜のハイウェイを走って行くと300m先ぐらいにあきらかに地面ではない黒いエリアが見えてきた。
暗くて状況がよくわからない。頭を右に左に動かし目を細めてみているとなんとそれは大きな川であった。
「デビットこの川は…」
「あぁミシシッピ川だよ」
「おおおぉっ!」
思わず声を出してしまった。
この川が19世紀アメリカの作家、マーク トウェインが幼少の頃の思い出の場として書いた<トムソーヤの冒険>の舞台だ。
北アメリカ大陸中央部分を流れる世界規模の大河、本流と支流を合わせると全長は6,000km以上にもなりアメリカ合衆国を支えている水系ともいえる。
そしてこの川を越えるとついにミズーリ州の看板。
そう川が州の境目となっていたのだ。ついにイリノイ州とはここでおさらば。
グッバイ イリノイ。
時計を見ると即に22時16分、そして外にはセントルイスの街の夜景がぐんぐん広がってきた。
車のフロントガラスに水滴がフワフワと付着して動いている、雨が降ってきたのか、気温もぐっと下がってきてるように思えた。
「あと20分!オレの家はもうすぐそこだよ。」
デビッドはこっちから言わなくてもどうやら家に泊めてくれるようだった。
安心したボクは持っていたハンドルの力を軽く抜きホッと胸を撫で下ろした。
| ROUTE66 | 05:15 | comments(0) | - |
VOL.05 アメリカ横断記ROUTE66 「GET YOUR KICKS」
シカゴ市内を出るとオクデンAVEにぶつかりここで初めて左折する。
小雨が降り続くなかシカゴを出る前にデビットが買ったポテトフライのスナックを二人で食べながらカーステレオに スイッチを入れると、どこのFM局かは分からないがカントリーミュージックが流れてきた。
「おぉいいじゃん!いいじゃん!アメリカって感じがするゼーッ」て思いたいところなんだけど、あいにくの雨のせいでその雰囲気もあまりでない。
シセロの街を抜けるとインターステート55号線と平行して走るようになる。
と隣のデビッドが日本語での挨拶の仕方とかを教えてほしいと言ってきた。
HELLO→ドウモ THANK YOU→ドウモ 日本語には同じ言葉でもニュアンスや使い方によってはいろんな解釈が出来る言葉が多い。
そういう簡単な言葉だけでも、それさえ覚えとけばオレ以外の日本人にあっても十分通用するから便利だと教えてあげた。
オレもテキトーな日本人だなと自分で教えてて思ったが、この言葉を聞いた日本人が彼と肩の力を抜いて会話してくれればと思いデビッドに教える事にした。
二人でアメリカ人の女の子の話、日本人の女の子の話、英語と日本語のスラング講座など開いてお互いに教えあいっこなんかして、いつのまにか車内で二人で腹を抱えて笑いあっていた。
しばらく進んでいると途中インターステート55号線にROUTE66は今度は遮断される。
しばらくそのままボクはインターステートを走る事にしてみた。
やはり高速道路、みんなゆうに100マイル以上だしてバンバン飛ばしている、隣に巨大なトレーラーが通る度にすごい勢いで吸い込まれそうになる。
なにやらでっかい貨物のようだがロサンゼルスへ運ぶ途中なのか……危ない危ない、ボクは冷静さを保ちながらもトレーラが過ぎるまで神経を研ぎ澄ませた。
デビッドが「オレも免許持ってるから途中で代わってあげるよ」と言ってくれたので少々疲れていたボクはガソスタで給油する時に交代する事にした。
アメリカのガソスタは日本のコンビニみたいになっていて、とっても便利だ。
ちょっと小腹が空いてると軽食程度のものなら手に入る。
店内で気分転換で休憩していると道路地図を売ってある回転ラックを発見。
クルクル回していると、ななななんと無いと思って諦めかけていたROUTE66マップがあるではないか!
おお〜っついについに!これである程度先の道路情報が分かる!
でも中を見てみると期待するほど日本の道路地図みたいにそこまで事細かに書かれてはいなかったが、まぁちょっとぐらいはこれから走るのにはマシになるだろうと思って購入してみた。
ここでデビッドに運転を交代し再びセントルイスに向かって車は動き出した。
| ROUTE66 | 04:46 | comments(0) | - |
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